2016年1月

3日

 重量が400グラムもあるヘビーウェイトシフトノブに交換して、シフトフィーリングはかなり良くなったと感じました。となるともっと重くしたらどうなるのかと考えるようになり....。

 今度は532グラムのノブも入手。遂に0.5キロ超えです。ずっしりと重く、さすがにこれはちょっと重すぎるのではと思えてきます。材質はステンレスで、ネジもけっこう奥に切ってあるので取付ポイントも低め。

 これはあまりフィーリングが良くありませんでした。ローポジ化でストロークが減って気持ちよくなるかと思ったら、2→3速でかえってギヤ鳴りが増加。当然操作も重く、やはりショートストローク(ローポジ)化はあまり良い結果にならないということをはっきり認識しました(たとえヘビーウエイトノブであっても)。

 それと金属剥き出しは冷たくてつらい....(予想通り)。エクステンションを追加して再度試乗しようかとも思いましたが冷たいのでやめました。

 そしてここで真打とも言うべきノブを投入。

 湘南シフトノブワークスのカーボンノブ。重量は600グラム近くまで上昇。まさに横綱。果たしてシフトノブをここまで重くする必要があるのか(ォ)。

 ここのシフトノブは以前から知っていたのですが値段が高く、手を出してこなかったのですが遂に購入(1万円位)。ちなみに形状や重さ等拘ったオーダーメイドにも対応してくれます。今回は初めてということもあり、吊るしノブをオーダー。

 仕上がりはハンドメイドということもありますが、クリアに若干ゴミの混入が見られました。が、クリア層が厚い性かカーボンがとても綺麗に見えます。他にはちょっと無いかも。

 他にはレバーをねじ込むスリーブを自分で接着する(しなければならない)という特徴(というか面倒)があります。スリーブが入る穴はスリーブ2個分位の深さがあり、接着するポイントによってノブの高さが変化します。この構造は良くもあり悪くもあるかなと思いました。

 説明書ではシャフトにシールテープを巻いてスリーブを通し、接着剤を塗って(好みの高さで)合体とあります。簡単なようですがここはコツが要ります。

 ポイントは塗り付ける接着剤の量。タップリと塗ってからスリーブを入れようとしたら中の空気が抜けず、入っていかない....('A`)。結果少し溢れてしまいました。それと球状の為、シャフトを垂直に固定するのも難しいです(私のは若干傾きました)。それでもまあ何とか固定。ちなみにショートストロークは求めず、スリーブは奥ではなく手前に固定しました。

 思ったのはやっぱり玉ノブは使いやすいということ。ガングリップ最高かとも思っていましたが、玉ノブの方がとっつきやすいので使い勝手は上。更にこれは直径がやや大きめで手の中に納まりも良いです。とりあえず形状に関しては文句なし。

 フィーリングは今までも重いノブだったので劇的な違いは無いものの、扱いやすい形状もあって確かに良いです。それと他のユーザーのレビューにあるような、「吸い込まれるようにギアが入る」みたいな劇的な変化も無いと思いました。スリーブの接着が面倒だし値段が高いのでおススメとは言えませんが、ノブを何個も買うような人は一度試してみる価値はあるかなと思います。

 今回の重ノブ検証結果をまとめてみると、

①形状は球状、径は大き目が使いやすい

②(縦置きミッションの場合)シフトストロークは大きくても小さくてもフィーリング悪化

③(縦置きミッションの場合)不快な振動が伝わり難くなるのでシフトフィールが改善される場合がある

といったところでしょうか。少なくともこのアイシン製6速ミッションには悪くないです。元々フィーリングがあまりよくないって聞くし。

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