2016年4月

30日

 詳しい理由は書けないが、長年付き合ってきたロードスターを手放すこととなった。走行距離はそれ程長くはないが、所有した期間は長かっただけに感無量である。まあそこは車好きSybaritesさん。次の車も決まって現在準備中。来月中には納車予定。楽しみだ。

 さて、(NB)ロードスターを所有した感想を書いてみる。

 一番良かったのは何と言ってもシャシー部分。FR、超ショートホイールベース、軽量、4輪ダブルウィシュボーン式サスペンション。まさに走るため、曲がるためのシャシーであり、趣味車として何ら不満の無い仕様であった。また2ドアクーペ仕様でもあった為、剛性も十二分であった。ボディデザインは大変美しく、見ていて飽きない

 一方で、いまひとつと言うか残念だったのがエンジンとミッションである。

 エンジンについてはまず回転フィールがザラついたと言うかノイジーで、あまり気持ち良くない。社外マフラー等で排気音を変え、気持ち良さを補うことをしないと満足できない。一応ハイオク仕様でレブリミットが引き上げれた高回転型エンジンで、パワーもあるし回ることは回る....のだが高回転域では苦しそうな印象を受ける。それが味があると言われればそうかもしれないが....。また点火時期を攻め過ぎている性かノッキングが出やすい。ノッキング対策で色々な部品の交換や装着を試みたが、解決には至らなかったのでそういう仕様なのだろう。完璧な状態にするにはフルコン等を導入し、エンジンマネジメントを見直す必要があるように思えた。

 ミッションは6速マニュアルだが、これもフィーリングは良くない。ギアの入り難さは(冷間時はともかく)特に感じないのだが剛性感に欠ける。その為変速の度に無理にギアを入れているような手応えを感じることが多く、ストレスが溜まる。ミッションマウントを持たない特殊な固定方式を採用しているからであろうか。

 私の所有した車両は1.8Lの6速MT仕様だったので、1.6Lの5速MT仕様であれば違った印象を持ったかもしれない。が、私の印象を簡単にまとめると「最高のシャシー性能にイマイチなエンジン&ミッション」と言ったところだろうか。

 付き合いが続けば更なる展開(改造)もあったと思うが、この車とはここでお別れである。

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