2016年9月

24日

 その後も色々と手を加え、インテグラの手直しがようやく完了した(まあ別の問題も出てきてはいるが....)。

 またフロントバンパーを少し擦ってしまったので車高をもう少し上げてみた。と同時にフロントの泥除けも復活。相変わらず路面との距離は短いが、ほぼ擦らなくなったのでこのまま走ることにする。

 天井に巨大なエアクリーナーユニットが取り付けられていたが(おそらく純正オプションパーツ)、窓を開けて走ることが多いしタバコは吸わないので外した。代わりに標準型の車内灯を装着(ちなみに新品は廃番)。

 オーディオも使わないので外した。代わりに純正の蓋を購入して取付け(これは新品が買える)。スピーカーやラジオアンテナも外した。また助手席エアバッグ、エアバッグのコントロールユニット、ダッシュボード内のエアバッグ用ハーネスも撤去。メーターパネルからカプラーを外し、エアバッグの警告灯が点かないようにした(ABSの警告灯はABSのコントロールユニットを外したら消えた)。

 トランクマットが付いていなかった為、中古品を購入して敷いた。特に何も積んでないけど、やっぱりあった方がいいねこれ。

 暖気後なのに、アイドリングが1000回転位から下がらない状態がよく発生していた。アイドル制御が適正でない可能性がある為、アイドルコントロールバルブを交換してみた。現在は様子見。インマニの裏で手が入り難く、またホースが固着していて取り外すのに苦労した。ピックツールを使って何とかホースを外した。

 そして最後の大物、ABSユニット。これの撤去作業がようやく完了した。けっこう大変だった(費用もけっこう掛かった)。元々この車はABS無しが標準型。なのでABS無し仕様の部品と交換すれば良いのだが簡単ではなかった。マスターシリンダー、マスターバック、プロポーショニングバルブは何とか入手できたが、それらを繋ぐブレーキパイプが手に入らない。新品は廃番だし、中古パイプというのも途中でカットされて廃棄される為なのか出回らない。

 ただブレーキパイプを作るための部材やツールなら容易に入手できるので、今回は自作することにした。

 物はキノクニから購入した。ブレーキパイプ、パイプカッター、フレアツール等を購入(フレアナットは純正パイプから取り出して流用)。パイプはイージーベントチューブを使用した。このブレーキパイプは非常に優れもので、素手で容易に曲げることができる。今回のようにワンオフでブレーキ配管を作成するのには最適。さすがに針金のように柔らかくはない為、急角度を付ける場合はパイプベンダーが有った方が良い。

 ブレーキパイプの自作など初めてだったが、何とか完成。テクニックがどうとかよりも、丁寧に作業をすれば難しくはない(時間は掛かるが)。ブレーキフルードの流路がかなり変わるが、どこをどこに繋げば良いかは検索すると容易に情報が得られた。

 プロポーショニングバルブはもちろんABS無し用に交換したが、マスターシリンダー(とマスターバック)はABS付き用をそのまま使用した。大きさや形状に大きな差異は無く、性能的に似たような物ではないかと思う。

 んでABSが無いとブレーキがどう変化するのか。結論から言うと制動力がリニアに増大するようになる....と言ったところだろうか。踏み始めはソフトで、奥に行く程効きが強くなる。なので最初は効きが甘くなったと言うか、エア噛みしているような印象を受ける。少し踏んだだけで急激に制動力が立ち上がる、最近の車に慣れてしまった為だろう。メンテナンス性は向上したが、扱いこなすには当然熟練が必要となる。

 ペダルを奥まで踏むようになる為、踵でアクセルを煽る際に踵が引っ掛かりやすくなった。ハイリフトペダルカバーを被せたところ丁度良くなった。

 しかし実に興味深い作業であった。普通はやらない....と言うかやる必要のない作業なので、その機会を与えてくれたこの車に感謝か?

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